マッケンナの黄金 ☆☆
2013.07.04
カテゴリ:映画
マッケンナの黄金 ☆☆
若かりし頃にテアトル東京でシネラマで観た『マッケンナの黄金』(1969年制作)を、BSシネマでやっていたので懐かしく見直したが、横長で大げさなシネラマで制作するほどの作品では無かった。見ていてわくわくする事も無く、ただ単に画面の大きさだけに頼った中身の無い作品だった。とても悲しく残念なのは、当時好きな俳優の一人だった、グレゴリー・ペックが主役で出ているのだが、こんなB級作品になぜ出たのかと言う事だ。当時はCGも無くミニチュアを使ったと思うが、それが明らかに見えてしまい、情けなさを大画面で増幅させてしまっている。セットで造ったと思われる池も、水溜りの様な泥水で、水中撮影では清んでいるこのギャップ、当時グランドキャニオンを壊したとの噂もあり、若い時の感想そのままにつまらん映画だった。ここをクリック。
当時テアトル東京のチケットは¥2000程したと思うが、当時としても高く見合う内容ではなかったので重ね重ね残念。放送では左右を大分カットしているように思ったが。