やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

裏窓 ☆☆☆

裏窓 ☆☆☆

見え難いがアルフレッド・ヒッチコック

 1955年日本公開映画。主演、ジェームス・スチュアート、グレース・ケリー。あるアパートの部屋から見える向かいのアパートの人間模様なのだが、不思議なのは各部屋のカーテンが開けっ放しで、其々の生活状態が丸見えになっている事だ。何をしている状況でも、主人公の部屋からすべてが見えてしまっている。この映画を見て一番に違和感を持つのはこの部分だ。こんなに大っぴらに部屋の細部まで見渡せることに、住民たちは何も不思議に思わない事なのだ。カーテンを閉めるシーンは二つあって、1つは新婚夫婦の部屋で、結婚式か新婚旅行から帰って直ぐに、お熱いシーンをさんざん見せてから、思い出したようにカーテンを閉めるシーンと、この作品の要である殺人が行われる部屋の寝室だけがカーテンを閉めるのだ。後の部屋は全てが開けっぴろげで、向かい側のアパートから、全てが見えてしまう事を気にしていないのだ。だからこそこの映画のストーリーが成り立つのだが。

 カメラマンのジェフは足を骨折して、暫くの間の車椅子生活を余儀なくされている。そんな彼の目下の楽しみは、一眼レフの望遠レンズを使って裏窓から見る、向かいのアパートの住人達の人間模観察なのだ。ある日、いつも口論が絶えなかった中年夫婦の妻が突然姿を消す。夫の怪しい挙動を観察していたジェフは、数ある状況証拠から殺人事件と確信。恋人リザ、ジェフの看護師ステラと共に真相を探る。事件では無いと言う刑事を納得させるため、確たる証拠を掴もうと、向かいの部屋の寝室に忍び込むリザ。こっちから向こうが丸見えと言う事は、向こうからもこっちが丸見えだと言う事で、ジェフに危機が迫る・・・。画像右下の立っている人物は監督のアルフレッド・ヒッチコック。

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