羊たちの沈黙 ☆☆☆☆
羊たちの沈黙 ☆☆☆☆
この映画はレーザーディスクで映画を見るようになった初期の段階で買ったように思う。FBI訓練生のクラリス・スターリングは、クロフォード主任捜査官から鉄格子付きの部屋に、措置入院されているレクター博士を訪ね、本人の様子なり身近に何を置き、どんな話をするか探ってくるように指示を受ける。ハンニバル・レクターは天才的な精神科医でありながら、自らの患者を食したため州立精神病院に強制入院させられているのだ。
それより前、若い女性の皮膚を剥ぎ取り、その死体を川に流すという残忍な連続猟奇殺人が発生していた。そのバッファロー・ビル事件を解決するため、犯人の精神状態を解明させるというものだった。クラリスから依頼されたレクターは、その引き換えに彼女自身の過去を語らせるが、クラリスは父親の死により伯父に預けられ、その家が生業としている、子羊たちの屠殺を目撃した事が、トラウマになっていたのだ。
ある女性議員の娘が誘拐されて、捜査協力から無事に戻った事で、レクターは警備の緩い刑務所に移送されることになる。FBIに手柄を取られたと思い込む担当医師は、クラリスを罵りレクターに様々な妨害工作をする。クラリスがレクターの元を訪れ、資料を返して帰ったその日、二度目の夕食を運んできた二人の警官を倒し、瀕死の怪我をした警官になりすまし、救急車で運ばれる事で包囲網を突破し脱獄を図るレクター。
バッファロー・ビル事件も解決して、昇進パーティーで正式捜査官となったクラリスの元に、レクターから電話が入り昇進を祝うが、そこはレクターが脱走したと知った医師の逃亡先だった。