やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

少年 H ☆☆☆

少年 H ☆☆☆

オープニング

 太平洋戦争の戦前、戦中、戦後とつづく妹尾河童(肇)の少年期を描く自伝的?小説『少年H』。私自身は何の事前情報も無く観劇する事が出来たけれど、原作本は結構批判にまみれているようで、戦中戦後史からの一部盗用だと言っている人もいるようだ。

父と一緒に

 兵庫県神戸市でオーダーメイドの洋服店を生業とし、キリスト教を信仰している夫婦の間に生まれた肇は、母の目をかすめては友達と海で遊ぶ少年だった。どんなに内緒にしていても母には必ずばれてしまい、その都度神と母の前で懺悔する素直な少年でもあった。
 
焼け野原になって

 空襲も激しくなり妹を親せきの家に疎開させたある日、父の留守中、爆撃から大事なミシンを守ろうとして表まで運び出すが、あたりは火の海となって、ミシンを放置して避難する事に。家のあった場所は一面焼け野原になってしまい、帰って来た父と一緒に燻ぶる焼跡を探すと、瓦礫の中に土台が焼けてしまったミシンの一部が見えていた。

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