目には目を歯には歯を
2015.02.09
カテゴリ:その他
目には目を歯には歯を
ハンムラビ法典に書かれている、『目には目を歯には歯を』は誤訳らしく、正しくは『目には目で歯には歯で』と言うらしい。言うなれば受けた仕打ち以上の事はしてはならず、歯をもって歯で返し目をもって目で返すと言う意味らしい。子が父を打った時には手を切られたり、奴隷が市民をなぐれば耳を切り取るといった条項もあり、目には目をが成立するのは対等な身分同士だけだったようだ。
この法典は、紀元前1792年から1750年にバビロニアを統治したハンムラビ王が発布した言うなれば法律。公平性や弱者救済を旨としているが、奴隷制度があった当時としては不備があるものの、等価の概念等も盛り込まれて、おおむね良く出来た法律らしい。後年都合良く解釈されて今でいう、倍返しの意味にもなってしまっている。