やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

ジョニーは戦場に行った ☆☆☆

ジョニーは戦場に行った ☆☆☆

 まずは究極の反戦映画といっていいだろう。現在進行形はモノクロ場面を使い、過去を思い出すシーンなどはカラー場面になる。第一次大戦中のある日、ジョニーは戦場に赴く前の晩、恋人カリーンの家で名残を惜しみ抱擁し合っていた。そこへ仕事から帰宅した父親が現れ、娘を自室に行くように命じながら、ジョニーには娘を大事に扱うように諭す。そうしながら息子かと呟きながら、ジョニーをカリーンの部屋に送り出すのだった。

タイトル

 塹壕に飛び込みんだジョニーは敵の砲弾を受け、視覚、嗅覚、口、聴覚を失い、運び込まれた病院では、壊疽して機能しなくなった両腕、両脚も切断されてしまう。時が経ち意識を取り戻したジョニーは、自分には両手足がなく何も伝えることも、情報を受けとる術もないことに愕然とする。頭を激しく動かすジョニーに、医者たちはただの発作だと思い、その都度鎮静剤を与えていたが、実際には鎮静剤を打たれるたびに、過去や現実、暗闇と孤独など、空想の世界を行き来しながら、自分は通信士だったと思い出していた。

ジョニーは戦場に行った

 専属の看護婦はある日、Merry Christmasとジョーの胸に指で書いた。四季の移ろいも時間さえも分からなかったジョ二ーは、今日がクリスマスだと知り大喜びで枕に頭を打ち付けていた。意識があることに気がついた軍部は、何が希望かをモールス信号で聞くが、ジョニーは自分を見世物にしろというのだった。希望が叶えられないと知ったジョニーは、殺せ殺せと繰り返し死ぬことが望みとなっていた。看護婦は同情して希望を叶えようとするが、見つかって部屋を追い出されとしまい、ジョニーには再び暗闇と孤独が。
 

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