やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

オデッセイ ☆☆☆

オデッセイ ☆☆☆

火星

 アメリカの宇宙開発をする民間会社は、2022年までに人類を火星に送り込むと発表しました。今から6年後の事です。様々なことを考えると大変難しそうに思えます。月に人間を立たせるのとは規模が違うからです。月は地球を周回している衛星ですから、出発するタイミングはそれほど難しくはありませんが、火星は地球と同じ惑星で地球の外側を回っていて、2年数カ月間隔で近くなったり遠くなったりしています。地球と月のように同じ距離を保っているわけではないので、往復するタイミングを常に考えなければなりません。

嵐

 日本語題名『オデッセイ(英語表記のOdysseyではない)』2015年アメリカ製作のSF映画。アンディ・ウィアー原作『火星の人』監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモン。この映画は火星に滞在する6人のクルーが、迫りくる嵐を避けて火星の周回軌道にある母船へ避難し、その先の地球に帰還する決断をするおりに、マット・デイモン演じる植物学者マーク・ワトニーが、アクシデントのために火星に置き去りにされる物語です。

 火星環境をそのまま再現しようとすると、一番のキーワードである嵐で、物や人が飛ばされる状況そのものがなくなり、この映画としては成り立たなくなります。地表の大気圧は地球の1/100なので、たとえ強い風が吹いている設定でも、風圧としては弱く物や人が飛ばされることがないのです。宇宙船と地球との交信でも、普通に会話をしているようなシーンがありますが、電波でさえ3分ほどかかるはずなので、とても違和感を感じます。

置き去り

 火星の厳しい環境。平均気圧、6 hPa ~7 hPa、赤道上最高気温27℃、極地最低気温マイナス133℃、平均気温はマイナス43度、大気の約95パーセントが二酸化炭素です。重力は地球の約40パーセントですが、この映画では火星の重力は再現されていないので、巻き上がる砂埃や車体等の重量感、物を落とした時などの生活感覚も全て地球仕様です。

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