庭に井戸を掘りました
庭に井戸を掘りました
今日、3月1日は我が家に否応なく井戸がやってくる日です。それでなくとも猫の額のように狭い庭に井戸を掘る事になったのです。元々此処の水質は良くありませんでした。夏になると生臭くなり冬になるとCo2が混じり、体中の産毛(剛毛?)に細かな泡がびっしり付くようになるのです。言わば天然のバブルバスですな。このような状況になったのは何時の頃からなのかはっきりしません。少なくとも水道から出る水をそのまま飲む気にはならず、一時期あちらこちらの湧水を探してはコーヒーなどに使ったものでした。
この街は全区画が埋まると340世帯分。1家族4人としても1,400人ほどになり、それを賄うだけの上下水道、ガス施設等が併設されているのです。当初は集中アンテナもあり、CATVの構想もあったようなのですが、バブルの時期と重なり頓挫してしまい、しばらく稼働していたTVアンテナ設備も動かなくなり、各個人でアンテナも上げるようになったのです。その頃と同時期に水質も悪くなってきたように思うのです。急に降ってわいたような話が去年暮れにあって、水道はメンテナンスを怠り使えなくなる事が分かったのです。
当初この地を販売した不動産屋に、施設利用管理運営費として世帯辺り数十万の金を預けたのです。どうやらそれを使い込んでしまい、それに伴いメンテナンス業者が手を引いてしまったのです。それ以前に売れ残った区画を別の業者に転売したのですが、権利を主張すれば義務が生じることすら忘れ、転売した不動産屋から買った世帯は、前不動産が造った施設を使うなら使用料を払えと大きな看板をたてたのです。こちらからすれば権利を主張するなら、すべての施設のメンテナンスをして義務を履行しろってなもんですが。