前文科省次官証人却下
2017.05.25
カテゴリ：政治
前文科省次官証人却下
その昔、国会での証言で刎頚の友と言った人がいました。たとえ首を刎(はね)られても、悔いのないほど深い交わりの仲の事ですが、肉親以上に深い深い結びつきのある友人の事を指すようです。森友学園問題から端を発し、芋づる式に世に出てきた加計学園問題ですが、一強多弱の政治状況では野党も攻めきれないイメージが強く、今回のこの件も有耶無耶で終わってしまうのでしょうか。新聞雑誌で証言している前文部科学省次官の証人喚問申請に、与党はすでに文部科学省辞めた人間を呼ぶ気持ちがないと言います。
親友が運営する学園の獣医学部創設で、安倍晋三内閣が文部科学省に総理のご意向だと、記された文書が出てきたことに対して、日付も名前も記されていない書類は、怪文書だと菅義偉内閣官房長官は言いきったのです。後になって日付と名前が記載されている同じ文書が出てきたのですが、それに対しても胸を張って同じことを言えるのでしょうか。数に物言わせ何でもありに映る最近の自民党。自民党議員に異論を唱える人物はいないのは、とても寂しく異常な状態だと思うのですが、皆さん、疑問を持たないのですね。
