焙煎と、その個性
2013.12.02
カテゴリ:珈琲
焙煎と、その個性
コーヒー豆を焙煎する時間の許容範囲は、例えばキリマンジャロ、モカは酸味に個性がありますが、それでも焙煎時間を長くすると苦味が増します。ある部分を0とした場合、熱を加える時間が長い分、苦味が増し酸味が消えていきます。逆に熱を加える時間を短くした場合は、酸味がなお際立ってくるのですが、この酸味部分をやり過ぎるとえぐみになり、反対の苦味部分をやり過ぎると焦げ臭さが増してしまいます。時間にすれば極々短い数秒単位の枠内での話で、はじけ具合と豆の色や匂いで判断します。この+-数秒の時間の中に焙煎する人間の個性が出るのです。例えば私の場合は焦げ臭さを苦手とするので、どうしても短い時間の方へと行ってしまいますが、それもこれも秒単位の枠内の話でそれが、銘柄が同じでも味の違いになるのです。