やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

映画は楽しい

映画は楽しい

 私は、昔から映画が大好きで、若い頃はロードショー、三本立てとあっちの映画館、こっちの映画館とたくさん見て回った。入れ替えのある劇場ではこっそり隠れていて、始まるとまた見る等の違反もやった。見つかってお目玉を食らう事もあったが、とても大らかな時代ではあった。休みの日には朝から晩まで映画館に根を生やしていた事もある。

 私の親の世代は娯楽と言うものがそれほど無くて、頻繁に映画を見ていたのだと思う。たまには我々子供連れで見に行った事もある。それは夜の部に連れて行かれた時の映画だったのだが、農民たちが大勢集まり何かを言い合いながら泣いているシーンがあった。幼い私には何だかよく解らないまま昼間の遊び疲れで寝てしまって、目を覚ますと侍たちが雨の中で戦っていた。

三船敏郎

 椿三十郎と言う映画を学校行事で観に行って、黒澤明と言う監督に、思い切りはまってしまった。当時監督の映画は時代劇も現代劇もモノクロで緊迫感がみなぎっていた。(所々に笑いも)社会人になり名画座等で監督の映画を片っ端から見始めた中に、どこか見覚えのあるシーンの映画があった。そう子供の頃に半分寝ながら観た七人の侍だった。

 テアトル東京と言うシネラマを上映する映画館が京橋の辺りにあって、ベンハーとか西部開拓史など、そのスクリーンでなくては真価を発揮できない様に制作された映画を上映していた。全盛期のシネラマは残念ながら見損なってしまったのだが、時間が出来て見に行った時は、マッケンナの黄金と言う西部劇をやっていた。

 シネラマが衰退している時で空席が非常に目立っていた。あまり記憶に残らない映画だったが、外国人と我々が笑うタイミングがずれるのと、妙なところで笑うのが気になった事を思い出した。席は指定席以外は自由に何処にでも座れたので、前の方に陣取ったのが間違いだった。巨大な湾曲したスクリーンで字幕は右端に縦に出た。

 俳優がしゃべる度に字幕を追い、右、左と画を追っていたらストーリーを理解する前に、くたびれ果てていた。後ろに座れば良かったと途中で思いもしたが、何か面倒になり最後までそのまま見てしまって、そんなことで記憶に残らない映画になってしまったのだとも思う。今映画に対する思い、現在どんな状況であるかも含めて追々書いていこうと思っている。

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