営業距離世界一ギネスにも登録
営業距離世界一ギネスにも登録
朝日新聞千葉版に千葉都市モノレールの記事が載っていた。私達家族がまだ千葉に住んでいる頃に、私を除いた家族はこのモノレールに乗って、千葉動物公園まで行ったらしい。懸垂式で営業運転している乗り物としては珍しいものらしく、遠くからわざわざ千葉まで乗りに来るようだ。利用客数は年間1660万人と予想以上多く感じる。最高時速65km 定員2両編成で168人。
千葉市の千葉モノレールの営業距離15.2㌔は懸垂式モノレールとしては世界一だ。ギネス・レコードにも登録されている。モノレールでは少数派の懸垂式だが、支柱を細くできる。カープで曲がりやすい。建設期間が短い。振動が少なく乗り心地がいい。といった利点がある。既存の道路の上を通すという市の計画だったので、この方式になった。ビルの合間を縫うように走り、下もよく見え、カープで傾くので乗ってみるとなかなか面白い。
だからドラマなどの撮影場所としても人気だ。今年はフジテレビ系の「サキヨミLlVE」や、仁侠(にんきょう)ヘルパー」、雑誌では月刊ファッション女性誌「VERY」の「エレカ棟のカートdeマナー講座」などの撮影で使われた。懸垂式なので「落下する危険があるのでは」と思ってしまいがちだが、さすがにそんなことはない。逆にそれを売りにして、受験シーズンにモノレールの安全鋼索のワイヤをカプセルに入れた「落ちないお守り」を07、08年に販売した。初期の車両が20年を経過しているため新型車両の製作にも取りかかっている。ガラス部分を拡大してさらに眺望が良くなるという。12年度から走る予定だ。