やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

ゲッタウェイ ☆☆☆☆

ゲッタウェイ ☆☆☆☆

スティーヴ・マックィーン

サム・ペキンパー監督

 ドク・マッコイが妻キャロルに頼み、長い間の念願だった刑務所から出所した。銀行強盗の罪で10年の刑に服していたのだ。4年間服役したところで釈放になったが、キャロルが地方政界の実力者ベニヨンに近ずき、自らを引き換えに出所させたのだ。ドク自身は出所の引き換えにベニヨンが関係する銀行を襲い、奪った金を山分けして保釈金代わりに払おうというのだ。ベニヨンからみれば銀行の不正経理を、強盗のせいにして隠すのにも好都合であった。

 銀行より金を奪いベニヨンが待つ農場に向かったのだが、その場でベニヨンは、自分のようなボスがお前の出所にわざわざ手を貸したのは、キャロルがいたからだと言い、暗に彼女との情事をほのめかした。その時、車で待っていたはずのキャロルがいつの間にか近づき、ベニヨンを射殺してしまう。だが、ベニヨンの言葉がドクに与えたショックは大きかった。逃げ延びる中ドクはキャロルを攻めるが、ベニヨンを殺したのはあなたを選んだからだと言い放つ。

 ベニヨンの弟一味に追い詰められ、窓伝いに逃げるドクとキャロルを、したたかな元の仲間ルディが狙った。だがドクは必殺の1発をルディに見舞う。無事落ちのびた2人は通りがかりの老人から、ぼろぼろの小型トラックを3万ドルで買い取ると、国境を超えて南へ向かうのだが。・・・老人はまっとうな金ではないことを承知するが、この時の3人のやり取りがとても微笑ましく感じるのは、その時までの銃撃戦が凄まじかったせいなのかも知れない。

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