やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

大いなる西部 ☆☆☆☆

大いなる西部 ☆☆☆☆

争いの水

 この二人が知り合った経緯ははっきりしないのだが、テキサスの有力者テリルの娘パットと結婚するため東部から列車の長旅でやってきたジェームズ(グレゴリー・ペック)。ことごとく争いを避けようとするジェームズに、日頃荒くれ男共を見慣れているフィアンセにも疎まれてしまう。牛に飲ませる水を巡る利権争いを絡ませて、反目する双方の頭の意地の張り合いに発展して行く。またパットに好意を持っていたテリルの牧場の牧童頭スティーブ(チャールトン・ヘストン)にもジェームズは恋敵となるのだが。

 テリル家と地元の勢力を二分している大地主ハナシー家と水源地の所有をめぐって対立関係にあることもジェームズは知るのだ。この水源地の現所有者で女性教師のジュリー(ジーン・シモンズ)は、騒動を避けようと、どちらにも売らない姿勢をとっていた。ところが徐々に両家の対立は激化。そこでジェームズは、平等に水を分けたいと自ら土地を買い取ることに。だが、その後、ジュリーがハナシー側に監禁される事態が起きてしまう…。見た目は優男で頼りなげだが気骨のある姿に、双方から理解され信頼されていく。

 後のテレビドラマ、ライフルマンのチャック・コナーズが、大地主ハナシー家の情けない長男役で出演している。

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