風とライオン ☆☆☆
2010.12.15
カテゴリ:映画
風とライオン ☆☆☆
菅首相は、北朝鮮による拉致被害者家族との会合で、砲撃事件による緊張関係は、“万一の事態でも、北にいる拉致被害者をいかにして救出できるか、いろいろな事を考えておかねばならない”。重ねて韓国在住の邦人救出についても“直接自衛隊が出て、向こうの国の中で行動できるルールはきちんと決まっていないから、いざという時に救出に携われる日韓の決め事もしっかりしたい”と言ったという。
いまさら何の発言なのだろう。国のトップに立ちたいと思っている人間は、あらゆる出来事を想定したイメージトレーニングをするべきだろうと私は思う。首相になってから考える様では如何にも遅い。野党時代の流れから、あらゆる事に緊迫感がない事が真に情けない。20世紀初めのアメリカ。時のルーズベルト大統領は民間人の拉致に対して艦隊を派遣する。少しはこのような映画を見てお勉強されるのが良い。
この監督も黒澤明に傾倒している方で、隠し砦の三悪人のシーンをそのまま使っている。世界の映画人でこの人の影響を受けていない人はいない。