ガスが合わず、しまい込み、忘れて枯れ豆に
2011.06.23
カテゴリ:珈琲
ガスが合わず、しまい込み、忘れて枯れ豆に
自分が買ったものだから当然存在は分かっていたのに、物置の奥にしまい忘れていたコーヒー生豆が、20年近くぶりに出てきた。まだ今のように販売を目的にしなかった時分に買ったもので、1kgの小分けされたブラジルが3袋、当時は生豆の購入ルートが定まっていない時で、大手コーヒーメーカーに分けてもらった豆だ。1回に最低10kgを買う事が暗黙のルールだったように思う。当然、自ら焙煎済みのコーヒーを売りながら、街の自家焙煎店にも卸すのだから当然の秤量で、10kgの麻袋で渡してくれる(Uコーヒー)もあって、今回出てきた小分けのコーヒーは、大手数社のうち1社で(Aコーヒー)のものだった。
この豆は千葉の街中に住んでいた時のものだが、当時は天然ガスでこの地はプロパンガスだった事で、しばらく焙煎が出来ず、そのうちに物置の奥深くにしまい込んでしまったのだ。自家焙煎の喫茶店によっては、その年に取れた豆を直ぐには使わず、数年寝かせてわざと枯らせてから使う店もあるが、今回のように20年はいかにも長すぎると思う。豆の種類が違うが、今年取れた豆との色の違いがお分かり頂けるだろうか。上手に焙煎すると新豆とは一味違う味わいのコーヒーになるが、このコーヒー、販売する気持ちは全く無く自己消費になる。