やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

頂きますの合図は?

頂きますの合図は?

子育ても終わって大分経ち、近頃は学校に足を運ぶ事がなくなり、それでも其れなりのルール、其れなりの価値観で運営されていると勝手に思っていた。ところが現実はあらぬ方向を向き始めている様だ。私達が親として関わっている頃から、給食費の未払いは問題視されていた。未払いの親達の言い分は、義務教育であるからして、給食費も只にするのが筋だろうと言う事だった。親によっては父兄の集まりの時に、『貴方払っているの、いいのよー払わなくたって、義務教育なんだから』と声を張り上げる者もいたようだ。

教室

 少数の親が給食費を払わないために、給食そのものの質を落さざるを得ない話も聞こえてきていた。学校側も手をこまねいている訳ではなく、水面下で払ってくれるように交渉はしていたようだが、埒が明かなかったようだ。

 子供の給食を止めろとの強硬意見もあったが、子供への配慮でその意見は通らなかった。払っている側にも問題があり、給食費を出しているのだから、『頂きます』は言わせないでくれとの要望があったらしく、笛、太鼓の合図で一斉に食べ始めるのだそうだ。その意見に屈した学校も情けないが、その内に条件反射で笛、太鼓の音が聞こえたらよだれを流すと思うよ。

 そもそも『頂きます』は誰に対して言うのだろう。社会の最小単位の家庭では、食材を得るために働いた人に、それを美味しく調理してくれた人に、外に出てはご馳走または、おごってくれた人に、私が幼少の頃は米を作るのに、どれだけ手間が掛かっているかと教えられたが、様々なシーンでその言葉は出てくると思う。だが根本は命を『頂きます』なのだ。生きるもの全て、他の命を奪って生きているのだ。頂きますを言わせない親は、家でも笛、太鼓の合図なのだろうか。

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