捨てられた子猫
2011.11.02
カテゴリ:街の風景
捨てられた子猫
いつも利用する施設の駐車場に子猫が二匹捨てられて、ひもじさと、夕暮れの肌寒さに、私を見つけると寄って来た。とても小さく可愛いが、私は自らの家に連れ帰るほどの猫好きではない。誰か猫好きがいないかと、通りかかった人に、子猫が捨てられているけれど、連れ帰ってみませんかと,臨時の里親斡旋を始める。
(家に三匹いるからこれ以上いらないわ。)三匹も四匹もあまり変わりませんよ。と私。私はひもじさと、寒さから子猫を救ってやりたいと、里親探しをするが、その中の見知らぬ女性は、大変興味を持ったようで、可愛いねと、じっと子猫を見ている。頻繁に車が出入りするところへ捨てるのは、愛情あっての事とはとても思えず危ない。
あとはお任せと、斡旋業はやめて帰ってきたが、捨てた人は猫が好きだから飼っていると思うのだ。その好きな猫が子猫を産んだら捨てる感覚が私には分からない。地球上の生き物は、今や人間の影響下でしか生きられない。家畜に至ってはほぼ100%がそうだ。生かすも殺すも人間次第。どうしても生まれる子供が駄目ならば、避妊手術をして飼えば良いのだ。それが人間界でしか生きられない動物への配慮だと思う。