やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

SAYURI ☆

SAYURI ☆

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 映画のレンタル本数が多く、返す日まで集中してみる事になるので、よほど感性にあって面白くないと、どんどん飛ばし見をしてしまう事になる。(本で言うところの斜め読みだ。)映画館に行く事はあまり無いので、家で見る時が初めてと言う事になる。内容は劇場公開時の新聞雑誌の批評を参考にするが、それでも他人との感性の違いに、こんなはずではなかったと思うものも数多く、あまりの酷さに途中棄権してしまう作品もある。その中でも最後まで見る事が出来た『SAYURI』だが、芸者と舞子と遊郭がごちゃ混ぜになって、日本人なら首を傾げるシーンのてんこ盛りだった。

 このハリウッド映画は戦前を舞台にしている様だが、外国人監督から見た日本なので、我々日本人から見たら、耐え難いシーンが随所に出てくる。例えば着物の着かたも、これは日本人が見て一番酷く目に付くが、ガウン感覚でぞろりと着ていて見苦しいうえ、着物の背中を思い切り抜いて、どう見ても花魁にしか見えない。日本は狭軌道のはずなのに、正面から見ると広軌道の、面構えが日本と違う西部劇用蒸気機関車を使う等々。腹の立つ事ばかりで、日本の文化、風土、日本人の所作、心を良く学んでから作れと言いたい。

 日本人の出演者は、渡辺謙、役所広司、工藤夕貴、桃井かおり、大後寿々花とメンバーに不足はないが、撮影時点でこれはおかしいと誰も言わなかったのだろうか。題名も吉永小百合の『夢千代日記』からの連想で『SAYURI』としたような安易さがあって、これもまた腹立たしい。じっくり見るに値しない酷い映画で、『北京の55日』の時も書いたが、トップシーンでは日本語を話していたのに、いつの間にやら英語だらけで、いつから日本は英語圏になったのだと思わせる、こんなものは日本で公開するなと言いたい。

 同じことの繰り返しになるが、芸者の設定なのに着物の着付けがプロとして成っていないが、すくいは日本の女優たちは日頃見慣れた着付けだった事か・・・。

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