タイタニック ☆☆☆
2013.02.27
カテゴリ：映画
タイタニック ☆☆☆
この映画は制作段階からとても楽しみにしていました。内容が分からない時点で楽しみだと思ったのは、氷山に衝突して沈没した実際の悲劇性もそうですが、これだけ大きな船を扱うのですから、映像的にセットを造るにしてもCGを使うにしても、簡単にではないと思ったからです。その反面監督がジェームス・キャメロンなので、作品に外れは無いだろうとも思っていました。作品も出来上がり一番に関心を示したのはカミさんで、同僚と観に行くと言うのです。その頃には作品の内容が恋愛ものだと私も知り、この映画に対する気持ちも失せていましたので、どうぞ行ってらっしゃいてなもんでした。
帰ってきたカミさんはあなた好みの映画ではないと言い、私自身も承知していたので、それはそれで納得していたのですが、映像自体にとても興味があり、リアルタイムでは見なかったのですが、DVDを買ってしまったのです。確かに船自体の設えは本物の写真も残っているので、豪華さも出ていて見応えもあり、船内に浸水してくる様はリアルで緊迫感も出ているのですが、北大西洋で遭難したわりには、水面が鏡のように穏やか過ぎてとても違和感を覚えたのです。CGの画は写実的な絵が動いているような、繊細なアニメを見ているような気にさせられまして、やはりこの作品は男女間に重きを置いた映画でした。
