パットン大戦車軍団 ☆☆☆
2013.03.12
カテゴリ:映画
パットン大戦車軍団 ☆☆☆
映画の内容としては戦争自体を、肯定も否定もするものではないが、パットン(George Smith Patton )自身の描き方は好戦的で自信家に描かれている。敵対して砂漠の狐と言われた、ドイツ軍ロンメルが静だとしたら、この映画で描かれるパットンは動で、やんちゃ小僧がそのまま大人になった様な印象になる。原題『Patton』に大戦車軍団を付ける辺りは、大いに時代を象徴しているが、今だったら原題そのままの公開になったと思う。
映画の中では北アフリカの、第2軍団司令官への着任から1945年10月の第15軍司令官への異動までを描いているが、軍人の死に方は最後の戦争の最後の弾で死ぬ事を良しと言っている。が、実際は自動車事故が原因で60歳で亡くなっている。
蛇足だが主演のジョージ・C・スコットはアカデミー主演男優賞に選ばれたが、受賞を拒否している。