ダーティーハリー ☆☆☆☆☆
ダーティーハリー ☆☆☆☆☆
ダーティーハリー、シリーズ1作目。この作品のヒットで5作まで作られる事になり、クリント・イーストウッドが、ハリウッドで名を馳せる切っ掛けになった映画だ。当然この作品に対する多いなる支持があったから、全5作が作られるのだが、諺に柳の下のドジョウがある様に、3作目辺りまでは辛うじてパスだが、その後は完全に失速してしまった印象だ。実年齢も役柄の上でも歳を重ねる訳で、4作5作目でも平の現役警官のままで、管理職になる訳でもなく、白髪頭で現場を走りまわるから、観ている方に痛々しさが募ってしまうのだ。
サンフランシスコ市のホテル屋上プール。一人で泳いでいた若い女が狙撃され殺される。狙撃地点には牧師か黒人を殺すと言う犯行予告が残され、それが嫌なら身代金を払えと要求する犯人。警察を統括する市長は断固拒否するが、厳重な警備体制の中また犠牲者を出してしまう。犯人は次に16歳の少女を誘拐し脅迫状を送りつけてくる。狭いマンホールに閉じ込めている。時間内に身代金を払わなければ、酸素不足で窒息すると書かれ、死なせたくなければ10万ドルを払えと要求。サンフランシスコ市長は身代金の支払を決め、金の引渡し役をハリーに命令するが、異常性格の犯人の手で少女は既に殺されていた。
シリーズ化する気はなかったらしく、ラストでバッチは投げ捨ててしまう。