東京大空襲から70年
2015.03.10
カテゴリ：日々
東京大空襲から70年
人なんてものは懲りない生き物で、ましてや自身が経験した事が無ければ尚更で、いくら凄惨でむごい事だと言葉で言っても、経験しなければ分からない想像力も働かない人もいる。太平洋戦争末期抵抗する術さえ無くした国へ、大量の焼夷弾をばらまき一晩で10万人が死んだ日が70年前の今日この日だ。今も他国で問題になっている無差別攻撃だが、何と言っても相手の苦しみ、死にゆく姿を目の前で見る事がないから、攻撃する側もお気楽そのものだ。実行する側は簡単に火を付ける方法に腐心して、相手国とそっくりな材料と工法で家を作り、それをいかに効率よく燃やすかの実験をしている。その屋根の下に暮らす民間人の事は一切考えず、戦争の終結を早くと言う大義名分の下での行為なのだ。
