映画制作現場とカメラ
映画制作現場とカメラ
歳を重ねてそれ相応の役柄も少なくなったのか、制作する側に強い思いを持っているクリント・イーストウッド。だからといって全面的に役者稼業からも足を洗えず、監督業に専念すると言いながら役者として出演した映画もあった。改めて御姿を見るとさすがに寄る年波には勝てないなぁーと思い知らされるが、まだまだ意気軒昂で力強い口調で話す。
日本の映画とハリウッド製のそれを比べてはっきりしているのは、画像の解像度とコントラスト比の明らかな違いにある。いつぞやも書いた事があるが、作品として気に入りDVDを買う気持ちになった時に、レンタル画質の悪さに閉口して、制作会社へその点を質問した事があった。レンタルの場合は他の作品の宣伝を多数入れるために、その分本編の余裕が無くなり画質が落ちる事もあって、その点を正したが結果として、セルもレンタルも画質に差が無く非常にがっかりした事があった。
映画制作も最近はフィルムを使わず、デジタル撮影をするようになり、そのカメラ産業に日本のメーカーが参入している。ソニーとパナソニックだが、確かキャノンも小型のムービーカメラを作っているように記憶している。画像はアメリカン・スナイパーの撮影風景だが、ロゴマークが見えないのでメーカーが分からないが、昔のカメラにあった丸いフィルムケースがカメラの上に乗っていない。デジタルカメラの最大の良さは、撮影した画像をその場で確認出来て、失敗したとしてもフィルムの様に無駄が出ない事だ。
監督であるクリント・イーストウッドと談笑するイラク兵士役の俳優。