ジャッカルの日 ☆☆☆
2016.03.02
カテゴリ:映画
ジャッカルの日 ☆☆☆
アルジェリアで始まった自主独立戦争は、第二次世界大戦やインドシナ戦争の敗退に伴う多額の戦費とともに、フランスにとって大きな負担になっていた。本国フランス政府はアルジェリア駐留軍の決起によって崩壊、フランスの栄光を体現するシャルル・ド・ゴールが、大統領に就任したことにより第五共和政が施行。これによりアルジェリア駐留の軍人たちは、ド・ゴールがフランス国土拡大のため、一層力を入れてくれると期待したが、戦費拡大等破綻寸前の財政などを理由に、アルジェリアの民族自決の支持を発表した。
アルジェリア駐留の軍人たちは大混乱のうちにフランスに引き揚げたが、彼らは戦争中から地下組織でテロ活動を続けており、フランス国内でも政府転覆を狙ってド・ゴールへのテロ活動を続けていた。ドゴールへの暗殺計画はことごとく失敗し、組織の軍人達の多くは逮捕投獄され、実行犯は銃殺刑に処されていったが・・・。
資金提供者からも見放される中、国外潜伏中の組織のメンバーも、ことごとく面が割れ、自ら行動を起こすことができなっていた。やむなく部外の腕利きにドゴールの暗殺依頼をすることになるが、多額の成功報酬と前払いの手付金の用意を迫られる。