スターリングラード ☆☆☆
2016.08.04
カテゴリ:映画
スターリングラード ☆☆☆
この作品はアメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランドの合作映画。第二次世界大戦中のドイツとソ連の、スターリングラードでの戦闘を描きながら、ソ連軍の実在の狙撃兵ヴァシリ・ザイツェフと、ドイツ軍の狙撃兵ケーニッヒ少佐(架空の人物)との攻防を描いている。ヴァシリ・ザイツェフは、第二次世界大戦中のソビエト連邦の狙撃兵で、終戦時の階級は大尉。1943年1月に目を負傷するまでスターリングラード攻防戦で活躍。257人の敵兵を殺害、ソ連邦の英雄としてヴォルゴグラード名誉市民などの称号を得ている。
ドイツ軍の猛攻に瓦礫と化した街スターリングラード。ソ連軍は一人にライフル、一人には弾丸だけと最前線の火器が圧倒的に不足していた。前面にはドイツ軍の銃口、後方では機関銃が怖気づく味方の兵士たちを狙う。劣悪な状況下でかろうじて陥落を食い止めていたソ連の兵士たちに、突然希望の声が沸き上がる。敵の将校が次々狙撃されたのだ。狙撃手の名前はヴァシリ(ジュード・ロウ)。幼い頃よりライフルと共に育ち、後に伝説となる射撃の名手。ドイツ軍は彼を亡き者にするために、勇名を馳せたスナイパー(エド・ハリス)を送り込む。じっと身を潜め互いの動きを読み合う、命をかけた心理戦が始まった。