白紙の領収書だってさ
2016.10.07
カテゴリ:政治
白紙の領収書だってさ
一般社会の人たちは決められたルールに沿って生きている。中には窮屈と感じる人もいるだろうが、大多数の人たちはそこで生きている。さて、それを決める人たちはルールを何と心得ているのだろう。前にも書いたけれど、法律は守らなければならない最低限のルールだ。常識と言われる言葉があるが、長年にわたり多数の人たちの経験や考え方、社会的な価値観、知識、判断力や、客観的に見て当たり前と思われる行為の蓄積で、振るいに残ったものが常識だと思う。普通の人間が共通に持っている思慮分別もそのはずだ。
金銭の授受に関する書類に領収書がある。金を受け取ったことへの証明、金を渡したのに重ねて請求する、される事を避ける証明書であるが、永田町に集う人たちの一部には、白紙の領収書が横行していると聞く。白紙と言っても全く何も書いていない訳ではなく、発行人の身分証明の記述はあるが、金額と宛人が空欄になっている領収書のことだ。何に使うのか金額は自由に書き込めるという寸法だ。これを民間企業で合法的に出来たら、経営者は泣いて喜ぶだろうね。でもやったのは国会議員。違法性はないと強調していたが、前職は法曹界にいた人だ。本当にこれで良いと、正しいと思っているのだろうか・・・。