与党は首相のやりたい放題を良しとするのか
2017.06.02
カテゴリ:政治
与党は首相のやりたい放題を良しとするのか
内閣府は役人(官僚)の力を削ぐ目的で創設されたはずだが、現状を見ると一強の弊害がもろに出ている。何をするにも役人主導で事が進み、国民から選ばれた議員たちがお飾り状態では、本末転倒ではないかと始まったはずだ。与党が過半数割れしている時には良い意味で機能していた?訳だが、一強の現在はおかしな法案を押し通そうとも、安倍晋三首相が親友に広大な土地と多額の税金を提供しても、誰も意見を言えないのだろう。それは内閣府の長が総理大臣だからに他ならず、今の状況を見ると役人主導の方がまだましだ。
国会中継を見ていると答弁に詰まった大臣に耳打ちをする役人がいる。答えようとする大臣を制して答弁をする副大臣や役人もいる。顔一面を覆い隠すマスクで、口の動きを読まれないように助け舟を出す役人もいる。こんな状況を見ると結局、役人におんぶに抱っこではないか。与えられた職務に精通している大臣はいないのか。資質がなくとも大臣になりたがり、頓珍漢な受け答えに終始して恥ずかしくないのか。一強のなせる業で本人も恥知らずなら、その人を選んだ行政府の長はもっとずるく親友のための我田引水なのだ。