自分たちが率先して定年延長するんだってさ
2017.09.02
カテゴリ：政治
自分たちが率先して定年延長するんだってさ
国は公務員の定年を65歳にする準備をすると言う。年金支給年齢引き上げに対する対応だと言うが、何でいつも自分たちの事を優先させるのか。国会議員が育児休業を率先して取る法案を、どうこう主張した男がいたが、結局テメーの不祥事で議員辞職に追い込まれてしまった。国会議員の職務は自分たちの事はさて置き、民間を最優先に指導するのが役目ではないのか。民間に広く浸透した時点で自分たちもと言うなら理解もできるが、何でいつも自分たちが最優先なんだ。国が率先して実行すれば民間もついてくるという理屈らしいが、国はいつも大手優良企業を基準にしている。中小零細に視点を移せば風景の見え方も変わるだろうに、国が手本とする大手企業は既に国が打つ手の先を見据えている。
中小零細が率先して定年制度を変革するのは難しいと思う。小さいながらも一国一城の主たる経営者は、ある意味絶対君主だもの人事も定年問題も思い通りにする事が出来る。今の制度では60歳で定年退職して、年金支給年齢は65歳、無収入の5年間をどうやって食えと言うのだ。霞でも食っていろとでも言うのか。国の制度だから退職した人間が食えようと食えまいと関知はしない。とでも考えるのか。法律という強制力をもってしても、財力が伴わなければ5年延長させるのは難しく、大半の中小零細企業はそこが問題なのだ。
