プロジェクター
2009.12.05
カテゴリ:Tools
プロジェクター
この機種は発売当初専門誌に絶賛されたもので、私も何度も販売店に足を運び画質を確認して手に入れたものだ。これは昼間のシーンが多い映画にはとても良く申し分の無い画質を提供してくれる。私の所有しているものはこの型番では最後のもので、グレードアップして、Ⅱ、Ⅲ、とあって最後に出したⅢなのだが、それでもそれからかなり歳月がたっていて、今ではかなり物足りない画質になっている。
このメーカーは当時三管式プロジェクターを作っていて、液晶タイプにシフトを始めたときのものだが改良を重ねた三代目のもので、それなりに練られた性能は維持しているが、この世界に限らず技術は日進月歩、今となっては古い印象は否めない。例えば暗いシーンの中の喪服を着た人達が動き回っていても、背景の暗さと喪服の黒が区別できないような事だ。
音などを聞き分けるのは結構シビアな耳を持っていないといけないが、事見ることに関しては鍛えなくても画質の良し悪しは確認できるものだ。今販売されているこのクラスのプロジェクターは全部フルハイビジョン対応だけれども、このタイプはハイビジョン対応どまりだし、これは透過式だがこれからはコントラストへの有利さから、反射式が主流になっていくかと思う。