やんちゃ親父の独り言。更新の間隔を適当に空けて、勝手気ままな事を書いているコーヒー好きのブログです。よかったらお付き合いください。

日本市場のモカは在庫ピンチ

日本市場のモカは在庫ピンチ

豆の乾燥

 モカがいよいよ日本市場から姿を消す日も近い。エチオピア産の残留農薬の一件で市場の在庫一段と減少。原因はエチオピア産コーヒー豆(私の扱いはモカイルガチェフ)だ。先にも書いたが厚生労働省はコーヒー生豆の輸入時に、食品衛生法に基づき検査をしているのだが、去年4月、エチオピア産モカから基準を超える有機塩素系農薬のリンデンなど殺虫剤の成分が見つかってから、日々在庫状況が厳しくなってきている。

 大手商社の多くは輸入を停止してしまい、私の取引先の代理店のモカも底を付きそうだと言っていた。全日本コーヒー協会が行った現地調査では、収穫時の豆に問題はなく、輸送用の麻袋に殺虫剤が付着している可能性が高まった。厚労省はエチオピア政府に原因究明と再発防止を求めているが進展がないばかりか、原因の特定もできていないようだ。私が思うに規制の厳しい日本へ輸出するよりも、ドイツ等に売った方が良いと考えているのじゃないか。

 エチオピアにとって、日本はドイツに次ぐ第2位のコーヒー豆の輸出先だが、欧州連合の残留農薬基準は日本より緩いため、エチオピアはドイツなど欧州への輸出を増やしているもようで、日本の輸入業者は残留農薬発見前の、エチオピアモカをドイツなどの在庫から輸入している。だが以前の2%と極端な供給不足が続いていて、日本からモカ其の物が無くなってしまう日もそう遠くは無く、事実専門店の店先から消えつつある。

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