この国の外交はどうなっている
この国の外交はどうなっている
一つ判断を間違うと後まで尾を引き収拾がつかなくなる様な、典型的な話が中国漁船が絡む外交問題と付随する内政問題だ。流出した映像を見る限り政府が止めるほどの映像ではなく、国民、しいては世界に向けて映像を直ぐに発信すれば良かったと思う。誰の判断か知らないが最初の時点で間違った処理をしたが為に、彼の国からはしっかり足元を見られ、横柄なものの言い方をされ、もう完璧になめられてしまって、弱腰外交だと非難されても仕方のない状況だ。それがために早急に決めなければならない諸問題も全部棚上げ状態になってしまった。私としても何で毅然とした態度が取れないのか不思議でしょうがないが、ここに映画の中のセリフのやり取りで、アル・カポネを挙げるので協力してほしいと説得するシーンがある。
マローン カポネを挙げるというわけか。……本気なのか。……どういう手を打つ気だね。
エリオット・ネス 合法なら何でも。
マローン 覚悟はできているのか。一度宣戦を布告したら、奴らはとことんやるぞ。……どっちかくたばるまでな。
エリオット・ネス カポネを挙げたい。
マローン では方法を教えよう。…ナイフには銃で戦う。けが人には死人を返す。それがシカゴの戦争のやり方だ。…どうだ やり抜く覚悟はあるかね。…あるなら話に乗ろう。
外交は手の内を全部さらしては駄目で、腹に一物を持つかのように、相手に見透かされる事の無いように、したたかな相手にはしたたかに、世論、世界を味方につける手もあったが、それを完璧に怠ってしまったようだ。彼の国の周辺にも日本と思いを同じにする国々があるはずで、良い様に振り回されては断じてならない。敵の敵は味方と言う戦陣訓もあるから、過去からも学ばなければならない事も大いにある筈だ。