理化学研究所の切捨て
2014.04.03
カテゴリ:その他
理化学研究所の切捨て
門外漢であり知識がある訳でもないので、薮にらみ的に勝手な事を言わせてもらえば、理化学研究所と小保方晴子氏の一連の騒動で感じる事は、小保方氏へ責任の全部を押し付けて、組織としての理化学研究所を守ろうとする姿勢に見える事だ。当初このニュースが流れた時は、何と素晴らしい。理化学研究所とはこんな若い人に、最先端の分野を任せているのだという驚きと、嬉々としてこれまでの経過説明をする初々しさ。投げ出したい事もあり泣き明かした事もあったと言う、うそを付いているとは思えない態度だった。
今や理化学研究所の小保方氏への態度は鬼っ子扱いそのもので、今まで築き上げた小保方氏の研究を全否定するありさまだ。記者会見中の理事の中には、問答無用で吐き捨てる様な発言をする人もいて、驚きと妙な腹立たしさを感じてしまう。彼女一人を切り捨てれば良い話なのか。組織としての責任はどこに行ってしまったんだ。本人は論文を取り下げる心算はないと言っているので、STAP細胞は出来たと確信している様だし、恩師であるアメリカのバカンティー教授は、全面擁護している。追跡研究をするにも時間がいると言うし、研究者としての生き方が絡む事に、こんなに早々と結論を出していいものだろうか。